■ 院長挨拶 ─東都文京病院 2026年夏のご挨拶─
皆様、蒸し暑い夏を如何お過ごしでしょうか。この文を執筆し始めた頃、丁度サッカーワールドカップが始まりました。FIFAワールドカップ第1回大会は1930年ウルグアイで開催されました。当時FIFA会長であったジュール・リメが優勝トロフィーを寄贈したことからジュール・リメ杯世界選手権大会と呼ばれていましたが、1970年のメキシコ大会で3度目の優勝を果たしたブラジルがジュール・リメ杯を保有することになり、1974年の西ドイツ大会以降「FIFAワールドカップ」が正式名称になっています。優勝国にはトロフィーのレプリカが贈賞されております。今や巨額なお金が動く大市場となっています。
世界情勢を見ると、米国とイランの和平合意が得られ、ようやく戦争終結に向かおうとしています。今回の戦争でホルムズ海峡が封鎖され、そのため、原油輸送が停止し、ナフサ不足もあり、日常品に加えて多くの医薬品が不足する事態になりました。ホルムズ海峡が解放されても、元の状態に戻るのに半年必要という試算も出ております。物価高に加え、品不足状態は継続することを覚悟しておく必要がありそうです。ウクライナ-ロシアの戦争をはじめとして、世界では、10~20件の武力紛争が起こっておりますが、すべての紛争がなくなる世界が来ることを切に願っております。
さて、猛威を奮ったインフルエンザ感染症、コロナウィルス感染症も大分落ち着きを見せており、様々な行事を病院として開催しております。当院では、地域住民の皆様との親交を深めるため、ここるカフェを開催しました。当院について紹介するとともに、地域の方々と会話を楽しむ良い機会になったと思います。次回は7月25日に予定しておりますので、奮ってご参加下さい。当日は隅田川の花火を見る会も開催致します。楽しい一時をお過ごし頂ければと願っております。また、公開健康教室を再開し、第48回目として、「甲状腺の病気」に関する講演(内分泌代謝内科 矢嶋医師)が開催され、多くの方々に聴講して頂きました。今後も定期的に開催する予定です。診療面では、4月から診察が始まった形成外科外来には多くの患者様が受診されており、必要とされる患者様の多さに、もっと早く始めるべきだったと反省しております。健康上気になることがございましたら、気軽に受診して下さい。また、産後ケアの予約がウェブで行えるようになり、利便性が増しました。ご希望の方はお申し込み下さい。受診される皆様の利便性の改善に今後も努めて参ります。
まだまだ暑い日が続きます。酷暑日も多く発生することが予想されます。十分に水分を取って、熱中症にはくれぐれも注意し、体調管理を徹底して下さい。また、体調が優れない時には気軽に相談して下さい。断らない医療をモットーに、地域の方々にとって、かかりつけ医の役割を十分果たせるよう努力して参ります。引き続き、ご指導ご鞭撻のほど宜しく御願い致します。
2026年7月
東都文京病院院長 窪田 敬一