東都文京病院について

■ 院長挨拶 ─東都文京病院2024年夏のご挨拶─

 

 皆様、この蒸し暑い時期を如何お過ごしでしょうか。梅雨とは何か改めて考えてみますと、6月から7月中旬にかけて、北海道と小笠原諸島を除く日本、朝鮮半島南部、中国の南部から長江流域にかけての沿海部、及び台湾など、東アジアにおいて見られる曇りや雨の多い期間の

ことを梅雨(つゆ、ばいう)と呼びます。語源としては、梅の実が熟す頃であることからという説、カビが生えやすく、黴雨(ばいう)と呼ばれ、同じ音の梅雨に転じたという説、「毎」日のように雨が降るから「梅」という字が当てられたという説、など諸説あります。

 また、梅雨が始まることを、梅雨入り、入梅、終わることを、梅雨明け、出梅といい、これをもって、本格的な夏の到来となります。過ごしづらい季節ですが、体調に配慮して乗り切って下さい。

 社会状況を見ますと、円安に起因する物価高は止まることを知らず、毎日のように物価上昇が報道されております。特に電気代の上昇が致命的です。冷房が必要な時期ですから、使用せざるを得ません。熱中症には気をつけて、節電して下さい。冗談ではなく、体調を崩したら、直ぐに当院にご連絡下さい。迅速に対応致します。また、新型コロナウィルス感染症は数こそ減りましたが、まだまだ罹患される方がいらっしゃいます。地下鉄に乗車しても、マスクを着用している方は3~4割くらいでしょうか。基本的な感染予防策を講じてお過ごし下さい。新型コロナウィルス感染症と共存した生活が、今後も求められると思います。

 東都文京病院では、引き続き新型コロナウィルス感染症を含む感染症に対応して参ります。発熱外来、小児科外来のスタッフは休む間もなく診療に従事しておりますので、安心して受診して下さい。一昨年に導入したハイパーサーミア(温熱療法)は順調に稼働し、遠方より癌治療で苦しんでおられる多くの患者様が来院されております。予約が取りづらい状況にならないよう、人員を増強して対応しておりますので、是非ご相談下さい。また、患者様サービスの一環として、昨年同様に7月27日土曜日に隅田川花火大会を鑑賞する会を設けます。ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。そして、この秋には閉鎖していた地域包括ケア病棟を再開する予定です。より地域の方々の要望に応えられる病院を目指したいと思います。

 4月に入り、医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士、等、多くの職種の新人が入職し、若い力が溢れた活気ある職場となっております。受診された際、新人を暖かい目で見て頂ければ幸いです。地域医療ネットワークの中で、二次医療機関として、救急を含め、地域に密着した医療を提供でき、利用しやすい病院を目指して参ります。今後とも、引き続き皆様方のご理解、ご支援を宜しくお願い致します。

 

2024年7月

東都文京病院院長 窪田  敬一