東都文京病院について

 春爛漫の季節となりました。平時であれば新人を迎え、明るさと活気に満ち溢れるのですが、今年も昨年に引き続き重苦しい年度の始まりとなりました。

昨年3月12日にWHOがパンデミックと宣言した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、1年を過ぎましたが、まだ第3波は沈静化していません。累積感染者数は(3/14現在)、世界全体で1億1,946万人を超え、米国2,963万人、日本44万6千人、死亡者数(死亡率)は(3/14現在)、世界全体で264万人(2.2%)、米国53万8千人(1.8%)、日本8,560人(1.9%)となっています。多くの国でワクチン接種が始まりましたが、変異ウイルスの発生もあり、終息の気配は見られません。早期のワクチン接種の普及と治療薬の開発が待ち望まれます。

 さて、東都文京病院は発足から8年目の春を迎えました。コロナ禍のこの1年も、地域医療ネットワークの中で、その役割を果たしてきました。東京都の要請に応えて、発熱外来、PCR検査、COVID-19(中等症以下)患者さんの入院受け入れなどの体制を整え、維持・強化してまいりました。スタッフから感染者を出さないこと、院内感染を起こさないこと、などを心掛けながら、できるだけ一般診療を継続する努力も続けてまいりました。コロナ禍でも病院財務のバランスを保つことができたのは、皆様のご理解、ご支援の結果と、感謝しております。

 東都文京病院は、COVID-19沈静化の先を見据えて、10年後の地域医療ニーズに応えられる新病棟を3年後に建設する基本構想を立案しています。急性期から回復期・慢性期と幅広く対応し、周産期・小児医療から健康長寿の延伸を目指す健診まで、「小回りの利く総合病院」として、地域の皆様の健康を守っていきたいと思います。皆様のご支援ご協力よろしくお願いいたします。

 

                      2021年4月1日

東都文京病院院長 杉本充弘